2006年 10月 08日
電車の中の出来事
そして帰りの電車の中の出来事!
後ろから2両目の電車に乗って、ボックス席に座った。
「昼間はやはり下りの電車は空いているなぁ~~」と思って見渡していたら、
後から老夫婦が大きな荷物を持ってgeko先生の隣の席に腰掛けた。
そして、おじいさんが立ち上がって「トイレに行ってくる」と席を立った。
おばあさんが「あっちよ!」と前の車両を指示した。
geko先生は「あれ???1番後ろの車両にトイレが見えるのになぁ~」と思ったが、
おじいさんは早い、早い!!
あっと言う間に前の車両に行ってしまった。
そして、電車は出発した。
中々おじいさんはトイレから戻ってこない。
二駅過ぎても戻って来ない!!
もう・・おばあさんは・・オロオロしている。(;_; )おろおろ ( ;_;)おろおろ
そしてgeko先生に「おじいさん、何処に行っちゃったのかしら?あの人足腰も弱いし心臓病も持っているから心配なのよ」と話かけてきた。
geko先生もおじいさんが戻って来ないので落ち着かなかった。
「そうなのですか?それは心配ですよね、もう15分過ぎていますものね・・・・」と応えたが
一体どうしたらいいのか???分からなかった。
おばあさんはしびれを切らして「私おじいさんを探してきますので、荷物を見ていて下さいね」と前の車両に探しに出かけた。
う~~ん、前に行ってもグリーン車だから、通り抜け出来ないし・・・・トイレは一旦ホームに降りて、また前の車両に乗らないといけないし・・・・・・???
と頭の中で色々とおじいさんの行方を考えていた。。(*'へ'*) ンー
案の定おばあさんは、すぐに帰ってきて「隣の車両はグリーン車で前に行けないのよ。おじいさんも見当たらなかったし!」と途方にくれていた。
geko先生も「車掌さんに話をしてみたら」と言ったら、
おばあさんは「そうね!そうするわ」と1番後ろの車両に車掌さんが乗っているので話に行った。
そして車掌さんが「お呼び出しを申し上げます。○○さんいらっしゃいましたら1番後ろの車両までお越しください」と放送してくれた。
いなくなって、もう30分経過!
放送しても、おじいさんは現われない。
おばあさんの心配はピークに達していた…o(;-_-;)o。
geko先生はおばあさんに「大丈夫ですよ。きっとおじいさんいらっしゃいますよ」と言い続けた。
そして、そして・・・・大宮の到着!
しばらくすると、ひょっこり、おじいさんが現れたヽ(*⌒∇⌒*)ノ:
「いや~~~やっと戻れたよ、グリーン車があって、トイレに行くのには、いちいちホームに降りるので、大変だったんだよ」と笑いながら言う。
おばあさんは「おじいさん、どれ程心配したか分からないでしょう。寿命が縮まったわよ!!」
と涙目で話す。
おじいさんは「な~~~に、そんなに心配する事じゃないよ」と飄々としている。
おばあさんは「こんな憎まれ口を叩いて!!」と口げんかになってしまった。
(どうやら・・・おじいさんは耳が遠くて、車内放送は全然聞えなかったらしい)
geko先生も一緒になって「お見えになってよかったですよね。奥様も私も周りの人たちも皆心配していたのですよ」と言うと・・・
「そうですか、ありがとうございました!いや~実は私も本当にどうしようかと???困りました」と本音を話して下さった。
長年連れ添った奥さんには、きっと恥ずかしくて本音が言えなかったんだよね(ウフフ・・・)
でもでも・・・本当に良かったよ!!
そして・・・・偶然にもその老夫婦もgeko先生と同じ駅で降りるのだった!
大きな荷物を抱えて大変そうだったので・・・
一緒に荷物を持ってタクシーまで送っていった。
「すっかりとお世話になってしまったわ、ありがとうございました」と
老夫婦はニコニコ顔でタクシーに乗り込んだのだった。
しかし・・・・ハラハラ、ドキドキ電車の時間だったけれど、
最後はハッピーエンドになって良かった、良かった~~d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ