今日は、先生と生徒仲間と一緒に五月女慧さんのリサイタルを聴きに行ってきました。
ショパン/
華麗なる円舞曲
4つのマズルカ
ノクターン第13番
バラード第4番
即興曲第2番
スケルツォ第3番
アンコール
ショパン/エオリアンハーブ
バッハ/ピアノ協奏曲第2番より
生徒仲間のTさんのお誘い。
恥ずかしながら不勉強で存じあげないピアニストさんだったのですが、素晴らしい演奏でした。
顔芸も無駄な動きも一切なし。
さらっと淡々と弾いてるように見えて、ppは限りなく美しく、
ffは爆音と言っていいほど響かせるのに割れることなくこれまた美しい。
失礼ながら特に音響に優れているとは思えないホールでしたが、
あの環境であそこまで響かせるのはすごいとしか言えない。
最近特に日本人に多い、メロウで思い入れたっぷり感傷的に歌い上げる演奏とは対極に位置する演奏という印象。
20世紀の巨匠を思い起こさせるような、テキパキとしてメリハリのあるいい意味で古式ゆかしい演奏でした。
幼少期からヨーロッパで過ごされていたとのことで、ヨーロッパのリズムが生来のものになってるのかな。
音色や演奏する姿に既視感があったのでずっと考えていたのですが、
そうだ、なんとなく以前聴いたピサレフさんに似ている気がするんだ(いや、系譜としてはまったく別なのかもしれませんが、素人目にはなんか似てる気がする)。
ケレンたっぷりの最近のピアニストの演奏に慣れていると味気なく聴こえるかも知れないけれど、
本来の楽譜ってこんな感じなんじゃないかと感じました。
実際、最後のバッハさんなんか、ピアノの演奏なのにチェンバロっぽく聴こえてすごく心が落ち着いた。
ぼくは特に、ノクターン13、バラ4、スケルツォ2が心に響きました。特にバラ4、良かったなぁ。
全体の構成もじっくり考えて練られているのだろうと思います。
ショパンさんの激情で盛り上げていって、アンコールラストのバッハさんで静かにクールダウンする感じは最高でした。
国内のメディアへの露出でしかピアニストを認識していない自分の不見識を恥ずかしく思いました。
自分が知らないだけで、すごいピアニストっているんだなあ。
あまり来日されないそうですが、次の機会があればぜひまた聴きたいピアニストさんです。
フランスにお住まいとのことなので、ドビュッシーさんなどフランスの作曲家の曲も聴いてみたいなぁ。
お誘いくださったTさん、先生、もうひとりのTさん、ありがとうございました。