辻井雅子先生の講座
今日ば辻井雅子先生の、ピアノ講座に出かけた。
辻井先生はピアノ指導歴50年ですって、凄いですね!
geko先生、負けました(笑)
とても気さくな先生で、ご自分の音楽歴のお話で約1時間が費やされた。
最初はピアノが好きではなかったから始まり~~現代に至るまで、
長い道のりをジョークを交えながらお話して下さった。
そして、いよいよ・・テキストに入った♪
テキストは「うたとピアノの絵本」の右手、左手、両手
まずは「かくれんぼ」から
「もういいかい」のドミレの所は大きな声で(fで)
「もういいよ」はドミレの所は小さな声で(pで)と、初歩から表情を持たせる事
これは、geko先生がレッスンで行っているのと共通の所もあって嬉しかった。
しかし・・・「ドミレ」だけでも、辻井先生がピアノを弾かれると、とても綺麗!!
そしてレッスンで大切な事は、教える先生の表情☆
小さな子供達が、色々な音楽的な事を理解するための声掛けの大切さを、教えていただいた。
また、桐朋学園大学で教鞭を執っておられる先生は優秀な生徒さんばかり教えていられると思っていたのですが、
辻井先生はやる気のない子や不器用な子供の中にも才能の芽を見つけ、
それを上手に伸ばしていくのが楽しみだと言われたことが、とても印象に残った。
そして一番大切な事は・・・”子供の将来への基礎教育はピアノから”という事で
「ゆっくりと丁寧に楽譜を読み、自分で拍を数えながら、自分で音符の高さや長さを確認し、
自分の指で、正しい鍵盤を正しいタッチで、音量などをコントロールし、目や耳で確認しながら演奏するということ。
本番で、弾き始めたら、どんなアクシデントが起こっても、自分で自分を励ましながら、自分の力だけで解決しなくてはならないということ。
作曲者がどういう時代に生きた人で、どういう気持ちでこの曲を作ったのか、人の気持ちやモラルを、察するということ。
そしてピアノの練習は、毎日のたゆまぬ努力が絶対的に必要であり、ここが他の習い事とは違うということ。
この全てのことが、ピアノだけではなく、子供たちのあらゆる将来に通じることになり、コントロールができて、バランスのとれた社会人を育てることができる。」
とお話をされた。
辻井先生の
今日のタイトルでもある「幼児期の正しいピアノの教育は子供達のあらゆる将来に通じる」とのお言葉は、
初歩の生徒さん達を指導する先生の責任の重さを改めて感じさせられた。
これからも、このお言葉を、胸に刻んで一回一回のレッスンを大切にしていきたいなと思ったgeko先生だった。
今日は楽しく且つ有意義なる講座、辻井先生、ありがとうございました。
by gekos | 2016-09-29 23:36 | 教室関係